福島県伊達市の泌尿器科・内科 大泉ほんだクリニック

  • ニュース
  • クリニックの紹介
  • 泌尿器科疾患とは
  • スタッフ紹介
  • 検査機器紹介
  • 施設案内
  • 交通案内
  • クリニックかわら版

QRコード

www.ooizumihonda.com/mobile/

福島県伊達市の泌尿器科・内科

大泉ほんだクリニック写真
HOME>泌尿器科とは?>詳細

第12回 神経因性膀胱の合併症と治療

今回は神経因性膀胱の合併症と治療について書きます。

まず合併症についてです。

  1. 尿路感染症:尿が膀胱内に長い時間たまっていることが多いため感染を起こしやすい。
  2. 膀胱結石:やはり尿が長期に膀胱にたまり感染するため、結石ができてします。結石は手術で取り除かれます
  3. 膀胱尿管逆流現象:膀胱に残尿が多くあり、負担がかかると膀胱は硬くなり、伸びなくなります。そうなるとたまった尿は下からは出ないため、腎臓に逆流するようになります。そうなると腎盂腎炎を併発するようになり、腎機能が低下します。

また、膀胱が硬くなると、尿失禁も発生しQOLも低下していきます。
上記の合併症を起こさず、症状を改善することが神経因性膀胱の治療の大前提となります。
治療には大きく分けて@薬物療法A自己導尿B手術があります。

1. 薬物療法ですが、
蓄尿障害の場合は、過活動膀胱でも投薬される抗コリン剤を使用し、尿を我慢できるようにします。
排尿障害では、前立腺肥大症のときに投薬されるα1遮断剤を使用し、尿の出方を良くします。
しかし、膀胱の縮む力が弱くなり、α1遮断剤だけで効果がない場合は、膀胱の収縮力を高めるコリンエステラーゼ阻害剤を使用する場合があります。この薬は下痢や腹痛、逆に排尿困難の起こす場合があり少量より開始します。

これら薬を使用しても、残尿が多く、うまく排尿できない場合には2.自己導尿になります。

自己導尿とは、カテーテルを自分自身または介護者で尿道より挿入し、膀胱にたまった尿を出す方法です。

神経因性膀胱で排尿がうまくいかなく残尿が多い状態が長く続くと膀胱は硬くなり、合併症が起こってきます。この自己導尿は、膀胱の変化を予防し、尿をすべて排除できる優れた方法です。約50年前より行なわれるようになり、合併症は少なくなりました。

排尿の状態によりますが、だいたい1日2-4回行ないます。手指の消毒が必要ですが、もっとも大事なことは毎日行なうことです。当クリニックでは、神経因性膀胱で自己導尿が必要な患者様には、パンフレットを使いわかりやすく指導していきます。

ちなみに、自己導尿が普及する以前は、下腹部を押したり、たたいたりして排尿を行なうクレーデ排尿というものが行なわれていましたが、合併症の発生が多く、現在はすすめておりません。

薬物療法・自己導尿を行なっていても、膀胱が萎縮したり、尿が膀胱から腎臓に逆流したりして腎盂腎炎を繰り返す場合は、3.手術が必要になります。このような場合は腸の一部を膀胱につなげ、膀胱を大きくする、膀胱拡大術や尿が腎臓に逆流しないようにする逆流防止術などが行なわれています。私としては何とか手術にならないよう積極的に薬物治療・自己導尿を勧めて行きたいと思います。このためには原因である疾患を扱う先生方にも、積極的に神経因性膀胱を啓蒙していきたいと考えております。

次回は泌尿器科の腫瘍;腎腫瘍について書きます。

このページの上部に戻る
  • プライバシーポリシー
  • リンク集
  • サイトマップ

泌尿器科 内科 福島県 伊達市 保原町

〒960-0634 福島県伊達市保原町大泉字大地内135-2 大泉ほんだクリニック 泌尿器科・内科
TEL:024-563-7587 FAX:024-575-3020

Copyright(C) 2008.OOIZUMI HONDA CLINIC. All Rights Reserved.